• 四十代夫婦が綴る書評と雑記

新着情報

書評「パーク・ライフ」 反復に近い日常の中で動く気持ち。

パーク・ライフ (文春文庫) [ 吉田 修一 ] 映画「国宝」の大ヒットでそれまで以上に名前を知られることになった吉田修一の芥川賞受賞作。 映像化に恵まれている作家というイメージがあります。 映画「悪人」「横道世之介」は …

2026年8月10日 /
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書評「マイク・ハマーへ伝言」 復讐のカーチェイスは捌け口のよう。

マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫) [ 矢作俊彦 ] 私の世代的に横浜といえば濱マイクと頭に浮かびます。 最も好きな俳優が永瀬正敏ということもあり、映画版もテレビドラマ版も大好きです。 当然、ハードボイルド小説の主人公マ …

2026年8月6日 /
書評
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書評「ニュー日本文学史」 主戦場でこそ最も輝く。

ニュー日本文学史 [ 三宅 香帆 ] 私も文学部卒業ですので、文芸評論というもので身を立てることの難しさは、 人並み以上に知っているつもりです。 ましてや、子供を中心に世の中での読書離れが進む最近では猶更でしょう。 そん …

2026年8月1日 /
書評
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書評「アトミック・ボックス」 絶妙な配合、質の高い冒険小説。

アトミック・ボックス (角川文庫) [ 池澤 夏樹 ] 一人の漁師の死から、国家を揺るがす逃走劇が始まる。 主人公は漁師の娘であり社会学者、続編にあたる「キトラ・ボックス」にも登場する宮本美汐。 逃走を描く冒険活劇として …

2026年7月24日 /
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書評「ヤンキー進化論」 ぼやけりゃシケる。

ヤンキー進化論 不良文化はなぜ強い (光文社新書) [ 難波功士 ] 私のような中年の方にとって、ヤンキー漫画ってすごく馴染みのあるものだと思います。 好きな作品でいうと「クローズ」「WORST」「ろくでなしBLUES」 …

2026年7月17日 /
書評
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書評「改良」 美しさについての純文学。

改良 (河出文庫) [ 遠野 遥 ] 男性が女装を好むということと、同性が恋愛対象であるということはイコールではない。 このことは知られてきているとは思うが、同一視されてしまうことも多いのではないでしょうか。 かくいう私 …

2026年7月12日 /
書評
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書評「海の向こうで戦争が始まる」 刺々しく結実する才能。

海の向こうで戦争が始まる (講談社文庫) [ 村上 龍 ] 鮮烈なデビューを飾った村上龍の二作目。1977年刊行なので、もう49年も前の作品。 この世界情勢の中では特別な響きを持つ作品名、この衝撃的な言葉選びも村上龍の才 …

2026年7月8日 /
書評
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「市谷の杜 本と活字館」に行ってきました。

東京都在住の方でも、市ヶ谷駅の近辺って馴染みが無い方、多いと思うんですよね。 学生の方、教育関連の方、省庁にお勤めの方が多い土地でしょうかね。 そんな市ヶ谷駅を降りて少し歩くと、 本好き、活字中毒の方々にはちょっと気にな …

2026年7月5日 /
おでかけ, 観光
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書評「雪の華」 芥川賞作家の青春サスペンス小説。

雪の華 (ハルキ文庫) [ 伊藤たかみ ] 「八月の路上に捨てる」で芥川賞を受賞するより前の作品。 私は伊藤たかみさんの愛読者で、大好きな作品が幾つもあります。 その作品のジャンルはかなり幅広く、純文学の作家とは認識して …

2026年6月27日 /
書評
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書評「旅の短篇集 春夏」 こんな毎日だからこそ、日々持ち歩くのに適した一冊。

旅の短篇集 春夏 (角川文庫) [ 原田 宗典 ] 2026年本屋大賞の「発掘部門」受賞とのことで、 最近よく書店で見かけるようになったこの本ですが、 実は2000年に出版されたものです。 26年もの時間を経て再注目され …

2026年6月21日 /
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書評「楽園の楽園」 寓意を好むかどうか。

楽園の楽園 (単行本) [ 伊坂幸太郎 ] ヒットメーカー伊坂幸太郎、当然、有名作品がたくさんありますが、 かなり趣の異なる作品を書くイメージがあります。 多分、著作の中でも、人気のある作品の傾向はあるのではないでしょう …

2026年6月13日 /
書評
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書評「学校の青空」 青春のじゅくじゅく、ジメジメ。

学校の青空 (河出文庫) [ 角田 光代 ] 青春小説といえば、爽やかな中にもじゅくじゅくと湿り気のある懊悩がある、そんなイメージがあります。 この短編集は、河出文庫の爽やかな表紙とは真逆の、じゅくじゅくの懊悩が中心。 …

2026年6月5日 /
書評
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