• 四十代夫婦が綴る書評と雑記

新着情報

書評「夫婦でFIRE」 夫婦間の擦り合わせ!

夫婦でFIRE グミ&パン ご夫婦でFIREを目指し達成する過程を、細かく、そしてわかりやすく 書いたFIRE入門本。 普段は小説を読むことが多いですが、昨今の経済状況に不安を感じ、 この本を手に取ってみましたが、とても …

2023年2月15日 /
お得, 書評
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書評「ルビンの壺が割れた」 違和感を抱いて、ただ読み進める

ルビンの壺が割れた(新潮文庫) 宿野かほる 往復書簡の形式を取った小説です。 ちょっと例えが古いですが「木綿のハンカチーフ」みたいな形式ですね(笑)。 ネタバレを避けようとすれば、 多くを語ることは出来ません。 読みやす …

2023年2月13日 /
書評
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書評「ムーミンとトーベ・ヤンソン」作者トーベの人物像に迫る素敵な一冊

初めまして。夫婦の妻の方です。 初めて書評らしきものを書きます、よろしくお願いします。 リンク ムーミンとトーベ・ヤンソン: 自由を愛した芸術家、その仕事と人生 ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンは、絵画、風刺画、漫画から …

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書評「熱帯」 探索と思索、ガラリと変わる前後半

「熱帯」森見登美彦。 誰も最後まで読んだ者のいない「熱帯」という小説。 この「熱帯」を手にしたことのある作家の森見氏は沈黙読書会という催しにて、 作品の秘密を知る一人の女性と出会う。 彼女が語る「熱帯」の秘密を追及する集 …

2023年2月3日 /
書評
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井の頭自然文化園のちょっと地味な方へ。

東京都内にも幾つか動物園はありますよね。 有名なところでは上野動物園、多摩動物公園あたりでしょうか。 さて人気タウン吉祥寺にも動物園があります。 私たち夫婦は、よく吉祥寺に行くので動物園に足をのばすことも多いです。 「井 …

2023年1月30日 /
観光
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書評「ブラザーズ・ブラジャー」 寛容の奥あるいは先へ。

リンク リンク 「ブラザーズ・ブラジャー」佐原ひかり。 タイトルから先入観で、LGBTに関わる内容と 思い込んで読み始めました。 実際にはそうした思い込みをも踏まえた、 許容や寛容、認識や理解の少し奥にある感情に、 柔ら …

2023年1月27日 /
書評
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書評「ホワイトラビット」 血は流れるのにコミカル

「ホワイトラビット」伊坂幸太郎。 大河ドラマ「どうする家康」での印象的なフレーズ”白兎”を耳にして、 この小説を思い出したので、ご紹介します! リンク 仙台で起きた人質立てこもり事件。 しかし、立てこもりが起きるに至った …

2023年1月25日 /
書評
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書評「ジャクソンひとり」 入れ替わり作戦に翻弄されて感じるもの

「ジャクソンひとり」安堂ホセ。文藝賞受賞作にして、芥川賞候補作。 ページを捲るにつれ、ストーリーは暗く潜り、スピードを増していく。かつて村上龍が「限りなく透明に近いブルー」で踏み込んだような、ギラリと鈍く光る場所に連れて …

2023年1月23日 /
書評
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書評「絵描きの植田さん」 寒い季節に勧めたい一冊 

「絵描きの植田さん」いしいしんじ。自然の美しさ、険しさ、厳かさが描かれているが、語りの言葉は優しい。 リンク 湖の近くで営まれる好ましい人々の冬の暮らしは、羨ましく感じます。オシダさんという男が出てきますが、この人物がと …

2023年1月21日 /
書評
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書評「かか」 才気が迸る、感情の濁流

「かか」宇佐見りん。 母への張り詰めた想いが濁流のように苛烈に書き綴られた、独白の形をとった小説。 リンク 母のみならず家族の描写は、負の部分をしっかりと見せていて、読んでいて辛くなります。 すれ違いやぶつかり、あるいは …

2023年1月20日 /
書評
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北海道土産、定番から少しだけ外してみた。

実は私の故郷は北海道でして、 帰省すると、地味に困るのがお土産なんですよね。 友人や同僚に何か買ってこなくては、と思うのですが、 定番の「マルセイバターサンド」や「白い恋人」は何度も渡しているし、 最近では東京でも販売さ …

2023年1月16日 /
たべもの
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「展覧会 岡本太郎」に行ってきました。

上野の東京都美術館で開かれている「展覧会 岡本太郎」に行ってきました。 前に大規模な岡本太郎展に行ったのは東日本大震災の直前だったので、10年以上ぶりです。 岡本太郎の作品といえば渋谷にて「明日の神話」が公開されているの …

2022年11月23日 /
美術館
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