• 四十代夫婦が綴る書評と雑記

夏の暑さが増してくると、気になるのは服装のこと。

まぁどの季節も頭を悩ませるものではあるけれども、

殊に年齢を重ねて気がかりなのは夏のファッション。

Tシャツでは些かカジュアル過ぎるというタイミングに際し、

候補に挙がるのはポロシャツですが、どうですか?

みなさん、若い頃はポロシャツに対し「おじさんくさい」というイメージを持っていませんでしたか?

かくいう私も父や叔父の纏うそれに、何でそんな色や柄を、と首をかしげることはありました。

自分が年老いた時は、ああいう服は買わないようにしようと思ったものです。

さて、今や自分もあの頃の父や叔父の年の頃。

ポロシャツ欲しいけど、どうしたものか……。

あれこれ考えた結果、私はごく簡単なセレクトで愛用の一品を決めました。

おじさんのポロシャツ問題、解決ルートはこんな感じでした。

頼りになるのは信頼と実績

道行くおじさんのポロシャツ姿を眺めてみましょう。

こだわりなく選ばれたボーダー柄、サイズの合わないピチピチあるいはダボダボ着こなし。

悪い例なんて溢れています。反面教師に事欠きません。

でもね、時々いるんです、文句のつけようのない着こなしの男性。

自信に溢れていて、そういう人が着ると謎の柄も個性的、

ピチピチ・ダボダボもバランスを考えて敢えてのサイズ感。

真似しようったって無理です、あんな芸当。

まずはしっかり清潔感、ほどほどの高級感、んでもって少しのこだわり。

この辺りが一般的おじさんの妥当で実現可能なラインでしょう。

そういうわけで、代表的なブランド3つから学んでみましょう。

その3つとは「ラルフローレン」「ラコステ」「フレッドペリー」。

ブランドの名前を利用するようで癪かもしれませんが、ブランドとはそういうものです。

歴史や技術、品質に裏打ちされた信頼こそがブランド価値であり、

この3社はその信頼と価格帯のバランスに優れていると言えるでしょう。

古着でこなれた感じ? 危ないです、うまくやらなきゃ、みすぼらしい。

ユニクロ? GU? コスパ最強でしょうけれども、

こだわりを持って着ている感覚を出したいじゃありませんか?

そうなると、まずは3社のうちから選ぶのがベターなセレクト。

より直感的に選ぶ

さて、では3つのうち、どこを選べば良いのか?

実際にはそれぞれ特徴があり、例えばラルフはややゆったり、ラコステはオーソドックス、フレッドペリーは少しタイト。

しかしこれはあくまで各社の代表的なモデルでそれぞれを比較した時の話です。

選ぶサイズによるし、何より試着して回るのはちと億劫。

もっと感覚的に3社から選ぶならば、国のイメージはどうでしょうか?

ラルフローレン  =アメリカ(アメカジ好きな方、ジーンズとの相性も良し)

ラコステ =フランス(フレンチカジュアル、王道的大人のおしゃれ向き)

フレッドペリー =イギリス(テニスプレーヤーが設立、ロックンロールファッションと好相性)

いかがしょう、これなら結構直感的に選べるはずです。

おじさん特有のダサさを打ち消し、程良い品を供えた上で、自分が好きなものとの相性を考える。

これが暑い季節の服装に悩むおじさんが踏み出すべき、軽めの一歩です。

ちなみに私は、こういった思考の結果、フレッドペリーのM12という代表的モデルを愛用しています。

ライブハウスに通った若い頃の気持ちを思い起こさせてくれて、

それでいて品も保てる、頼れるシャツです。

まずはフィーリング重視で愛用の一着を思い切って買ってみてはいかかでしょうか。

その際、気を付けるのはサイジングだけ。この3社ならデザインで失敗する確率はグンと下がります。

そうしてファッションに一家言ありそうな後輩等から「お、フレッドペリーっすね」なんて言われたら、

あれこれ蘊蓄垂れずに「うん、若い頃イギリスに憧れてたから好きなんだよ」程度に

返しておけば、煙たがられずに、それでいて一目置かれる存在になれるってもんです、きっと。

そんな都合の良い思い込みで、明日もポロシャツを着て出社予定です!

(ちなみに実際、時々ですが性別問わず褒められます。やっぱり重要なのは信頼と実績ですね)


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