• 四十代夫婦が綴る書評と雑記
いとへん (フィールコミックス) [ 宇仁田ゆみ ]

「うさぎドロップ」で有名な宇仁田ゆみの作品。

この一冊で完結しています。

私はいわゆる中年ですが、現役の週刊少年ジャンプ読者です。

ただ、漫画というもの自体が大好きなので、青年マンガも少女マンガも幅広く読みます。

そういうわけで「うさぎドロップ」も原作は最後まで読みましたし、アニメも全話見ました。

そんな「うさぎドロップ」の完結後に描かれたのがこの作品。

仕立て屋を舞台にした、いわゆるお仕事漫画ではありますが、

苦労や困難という面はあまり描かれず、配慮ややり甲斐、楽しさが中心。

ポジティブな要素が多いので、かなりスラスラ読めますね。

主人公はさっぱりとした朗らかな女性。ちょっとガサツにも感じられます。

少年マンガで例えるなら、悟空やルフィのような雰囲気。

そんな主人公が働くことになる仕立て屋を切り盛りしている男性が、

クールだけど優しくて、意外と話しやすくて、客への気遣いに溢れている。なんともイイ男。

テレビドラマに向いていそうな内容と登場人物ですが、

一巻で完結しているので展開も話数も足りないんですかね……。

あっさりとした読後感で、終わり方はかなり爽やか。

きっと、作者としてはもっと続けたかったろうとは思うのですが、

結果的にはこの爽やかな終わり方が好ましく感じられます。

作者が服飾を学んだ経験をお持ちだったことが、

気持ち良く込められた作品でした。


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