初めまして。夫婦の妻の方です。
初めて書評らしきものを書きます、よろしくお願いします。
ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンは、絵画、風刺画、漫画から小説まで、多様なフィールドで
才能を発揮した芸術家でした。
トーベが愛したのは「自然」「クリエイティビティ」「多様性」そして「自由」。
本書ではトーベの幼少時代から晩年までに描かれた多くの絵画や資料から、
その人物像が紐とかれています。
ムーミン以前に描いていた風刺画には、クスッと笑みが漏れ、ムーミンの誕生秘話については
ファンの方々も知らないようなことも書かれています。
ページいっぱいに描かれた絵は、自宅にいながら美術館に行っている気分になります。
主に就寝前にこの本を開きましたが、ずっと眺めていたくなり、つい睡眠時間が短くなりました。
ムーミン好きな方はもちろん、そうでない人も、ムーミンだけでないトーベという
人間について知れて楽しめると思いますよ。