• 四十代夫婦が綴る書評と雑記
恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険よりー (集英社文庫(日本)) [ 上遠野 浩平 ]

Netflixでアニメ「スティール・ボール・ラン」の配信が始まりましたね。

私、「ジョジョの奇妙な冒険」で一番好きなキャラクターはジャイロ、好きな部は第七部。

そういうわけで、これからグッズ展開等、めちゃくちゃ心躍っている今日この頃です。

さて、当然、他の部も好きなんです。

前々から気になってた、このジョジョ第五部のスピンオフ小説を読みました。

ジョジョファンにとって、衝撃だったパンナコッタ・フーゴの離脱。

そのフーゴを中心に据えた第五部後日譚となっています。

フーゴ等はもちろん、新登場人物もなんともジョジョ的な人物造形になっていて、

スピンオフとして守るべき原作の雰囲気がしっかりキープされています。

小説自体に荒木飛呂彦先生は関わっていないはずですが、

新登場人物ならびにそのスタンドを荒木先生が描いて挿絵として添えられているのが嬉しい!

当然、フーゴの話だから言及されるだろう人物たちのエピソードもふんだん。

ただ、お、他の部のそこと関連づけてきたのか、って嬉しくなる部分もあって、

ジョジョ好きはきっとニンマリするはず。

小説としても、スピンオフのマナーが守られている印象で、

原作の領分を過度に侵すことなく、

それでいて、原作に描かれていないような空白地帯では存分に掘り下げたり創り出していて、

安心して楽しめます。

ファンならば、ここのマナーが守られていないものは

スピンオフとして受け入れられないと思うのですが、

この小説はしっかりクリアしています。

もちろんこの作品については主役ですから、フーゴという魅力的なキャラクター、

そしてパープルヘイズという印象的なスタンドが、

しっかりと描写されています。

キャラクターに対しても、作品テーマとしても、

救済という側面を感じさせる面白い一冊でした。

ジョジョファンの皆さんに、同じファンとしてお勧めできる小説です。


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