ペーパー・リリイ 結婚詐欺師の姪と、その詐欺師に騙された女、二人の旅路。 妙な関係性の二人は、性格もまるで違うし、女子高生と三十代で世代も違います。 この二人、ちょっと誤解を生みそうな言い方になってしまいそうですが、 私 …
続きを読む私の文学史: なぜ俺はこんな人間になったのか? (NHK出版新書 681) NHK文化センター青山教室での講義をもとにした本。 町田康の文学における原点や思考、幼い頃の記憶等を、かなり率直に語った内容でした。 しかし、そ …
続きを読むきみに贈る本 中日新聞・東京新聞での連載を書籍化した書評集。 中村文則・佐川光晴・山崎ナオコーラ・窪美澄・朝井リョウ・円城塔、6人の作家が、 9冊から10冊(うち1冊は自著)紹介しているのですが、 1冊あたり2ページ半ほ …
続きを読む完全犯罪の恋 ソール・ライターの写真を用いた表紙に惹かれ、手に取りつつも、 何だか田中慎弥らしくないタイトルだな、と思いました。 その印象は、序盤を過ぎた頃、いつの間にか消えていました。 芥川賞作家の著者本人を思わせる四 …
続きを読むクララとお日さま カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞後、第一作。 AFと呼ばれるAI人口知能を有したロボット・クララと、 彼女と共に暮らすことになった少女ジョジーの交流、二人を取り巻く人々との暮らしが描かれています。 …
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