求愛瞳孔反射 (河出文庫) [ 穂村 弘 ] 穂村弘の短歌やエッセイは面白く読んでいるですが、 この詩集はあまり好きではありませんでした。 なんだか露悪的な印象。 それが強がりや気概に見えれば可愛げに繋がるのでしょうが、 …
続きを読むロイヤルホストで夜まで語りたい [ 朝井リョウほか ] 北海道の田舎で育った私には、ロイヤルホストは縁遠いもので、 初めて強烈にその名を意識したのはスピッツの名曲「ナナへの気持ち」でした。 行ったことすらないファミレスに …
続きを読む火口のふたり (河出文庫) [ 白石 一文 ] 好きな作家の一人、白石一文の小説。 柄本佑が主演で映画化もされました。 肉欲に溺れる二人の姿は、根本的な生への希求のようにも見えつつ、 何かから目を逸らすように古い思い出も …
続きを読む【中古】 だれかのことを強く思ってみたかった 集英社文庫/角田光代(著者),佐内正史(著者) 角田光代の言葉と佐内正史の写真で切り取られた東京。 個人的には切り取るというより抜き出す、取り出すといった感じがしました。 そ …
続きを読む株価暴落 (文春文庫) [ 池井戸 潤 ] 店内での爆破テロから株価が暴落していく大手量販店、 その企業に融資している銀行、爆破犯を追う警察。 それぞれの組織内では足並みが揃っておらず、時に揃わないどころか足の引っ張り合 …
続きを読むnot simple【電子書籍】[ オノ・ナツメ ] 優しく穏やかな男が、運にも身内にも恵まれず、辛い一生を送る。 その一生の終盤を見守る男たちの在り様は適温で柔らかでした。 とはいえ、人生が好転するには失われたものは大 …
続きを読むブルース (文春文庫) [ 桜木 紫乃 ] 一人の匂い立つような妖しい魅力を持つ男と、その男に人生を左右するほどの影響を受ける女たち。 釧路を舞台に、表と裏を行き来しながら描かれる欲望は潤うことのない乾きのようなものを感 …
続きを読むランチの時間 [ 益田 ミリ ] 人気作家・益田ミリによる、ランチレビュー……というより、ランチタイムレビューって感じです。 時には高級店でゆっくりと、時にはテイクアウトして自宅で、あるいは自ら腕を振るい料理。 なぜテイ …
続きを読む猫の目犬の鼻【電子書籍】[ 丹下健太 ] 三編収録。 一つ目「ぱんぱんぱん」は少し不思議な読後感。 二つ目「猫の目犬の鼻」と三つ目「名の前の時間」はともに猫が大きくフィーチャーされた作品。 表題作は、リアリティのある女子 …
続きを読むブルーインク・ストーリー 父・安西水丸のこと [ 安西 カオリ ] 安西水丸の長女によるエッセイ集。 父の思い出を語る文章は、時にその人柄を感じさせ笑みが漏れつつ、 会えない人を思う寂しさが滲んで、切ない。 しかし、ジメ …
続きを読む人生を救え! (角川文庫) [ 町田 康 ] 本書前半の、町田康が担当した新聞紙上での人生相談部分は面白いんです。 どの相談にも正面から受けながら、飄々と流すような素振りでと思いきや、 しっかりと結論を言う。 町田康の人 …
続きを読む最低。 (角川文庫) [ 紗倉 まな ] (この投稿をしている2025年5月現在では)現役AV女優による、すごく真っ当な印象の短編集。 その職業を切り離したとしても一冊の本として素直に楽しめるし、 その職業に就いているか …
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