• 四十代夫婦が綴る書評と雑記

比較的行きやすい場所ということもあり、町田市民文学館ことばらんどにはよく行くのですが、

ここ、かなり面白いイベントが多いんですよね。

今回行ってきたのは「堀辰雄 しあわせのヒント」。

「風立ちぬ」で有名な作家ですが、正直、作家本人に対しては結核のイメージしかないって人、

けっこういるんじゃないでしょうか。

……恥ずかしながら、私もその一人です。

いや、代表作をいくつか挙げるくらいは出来るんですが、じゃどんな作家と交流が深かったのか、

どんな顔をしてどんな趣味を持っていたのか……知りませんでした。

この展覧会、その程度しか堀辰雄について知らない人でも大丈夫、近代文学好きなら楽しいはずです。

足を踏み入れれば、貴重な直筆原稿や書簡など、食い入るように見てしまう展示物がたくさん。

室生犀星、芥川龍之介、立原道造などなど、堀辰雄以外のビッグネームに関わるものも

かなりありますので、文学ファンにはおすすめです。

今回の展示では、ほとんどの箇所では写真撮影は禁止ですので、目に焼き付けるようにして

じっと見つめてきました。

嬉しいのは、こんなに力が入った素晴らしい展覧会なのに、

入場無料!

ことばらんどは比較的、入場料が抑えめな展示が多いイメージですが、

今回は無料。

でも、無料だからって、ちょっとした説明ボードや写真だけって思いきや

全くそんなことはありません。

文学好きで町田駅に立ち寄る予定がある方、是非行ってみて欲しいです。

タイトル通り、しあわせのヒントも感じられますし、

堀辰雄という人物自体に親しみや好感が湧く展示でしたよ。

いやぁ、かなり充実した時間を過ごせました。

そして、堀辰雄の本、改めてしっかり読んでみようと思いました。


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