14名の作家の「朝」「夕暮れ時」「午後11時」について書かれたエッセイです。
それぞれの作家さんならではの視点で描かれたひとときの描写と、
あたたかな挿絵で、ほっと心が和みます。
また好きな作家さんの私生活を垣間見れるようで楽しいです。
一つ一つは、さくっと読める短めのエッセイなので、隙間時間に読むのにもピッタリです。
特に印象的だった一節をご紹介。
道尾秀介さん
「ある時間帯に、何か好ましい出来事が起きる。ふたたび同じ時間帯に身を置いたとき、それを思い出す。思い出すことで顔が上を向き、新たな経験をする可能性が高まる。」
西加奈子さん
(自身の2歳のお子さんについて)
「目が覚めて、1日が始まるのがうれしくて仕方がなさそうなのだ。」
川上未映子さん
「夕暮れの、どんな空を見ても祖母を思いだすようになった。」
私はあと少し早く起床して、朝時間を充実させたいと思いつつも、
夜11時頃ののんびりとした時間も好きで夜更かししがちです。
みなさんは好きな時間帯や思い出深い時間帯はありますか?