ドラマ「VIVANT」盛り上がってますね!
この記事を書いている現在、第四話まで放送されていますが、めちゃくちゃ面白い。
そのスリリングな展開の中、気になる組織「別班」が登場していますが、
本書はその組織の存在と活動内容について、5年半もの取材を通じて追い続けたもの。
少しずつパズルを埋めるようにピースを地道に集める取材の過程や苦労、
その積み重ねで出すに至った陸上自衛隊の非公然秘密情報部隊
「別班」に関わる記事、その反響や反応。
サスペンス映画のようにドラマティックに展開するわけではありませんし、
勧善懲悪のような胸の空くストーリーでもありません。
慎重さと大胆さを使い分けながら、実態に迫っていく様は、
スリリングではあっても地味で地道なものなのだろうと感じました。
やるせなさ、もどかしさが滲む言葉には、この取材がまだ途上にあることが伝わります。
専門用語が多く、また政治的な背景や時系列が関わるため、決して読みやすい本ではありませんが、
ドラマを観て興味を持った方は書店等でページを捲ってみてください。
三島由紀夫の名前が少しだけ登場するので文学好きには、その点が取っ掛かりになりますね。
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