• 四十代夫婦が綴る書評と雑記

井の頭自然文化園のちょっと地味な方へ。

東京都内にも幾つか動物園はありますよね。 有名なところでは上野動物園、多摩動物公園あたりでしょうか。 さて人気タウン吉祥寺にも動物園があります。 私たち夫婦は、よく吉祥寺に行くので動物園に足をのばすことも多いです。 「井 …

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書評「ブラザーズ・ブラジャー」 寛容の奥あるいは先へ。

リンク リンク 「ブラザーズ・ブラジャー」佐原ひかり。 タイトルから先入観で、LGBTに関わる内容と 思い込んで読み始めました。 実際にはそうした思い込みをも踏まえた、 許容や寛容、認識や理解の少し奥にある感情に、 柔ら …

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書評「ホワイトラビット」 血は流れるのにコミカル

「ホワイトラビット」伊坂幸太郎。 大河ドラマ「どうする家康」での印象的なフレーズ”白兎”を耳にして、 この小説を思い出したので、ご紹介します! リンク 仙台で起きた人質立てこもり事件。 しかし、立てこもりが起きるに至った …

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書評「ジャクソンひとり」 入れ替わり作戦に翻弄されて感じるもの

「ジャクソンひとり」安堂ホセ。文藝賞受賞作にして、芥川賞候補作。 ページを捲るにつれ、ストーリーは暗く潜り、スピードを増していく。かつて村上龍が「限りなく透明に近いブルー」で踏み込んだような、ギラリと鈍く光る場所に連れて …

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書評「絵描きの植田さん」 寒い季節に勧めたい一冊 

「絵描きの植田さん」いしいしんじ。自然の美しさ、険しさ、厳かさが描かれているが、語りの言葉は優しい。 リンク 湖の近くで営まれる好ましい人々の冬の暮らしは、羨ましく感じます。オシダさんという男が出てきますが、この人物がと …

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書評「かか」 才気が迸る、感情の濁流

「かか」宇佐見りん。 母への張り詰めた想いが濁流のように苛烈に書き綴られた、独白の形をとった小説。 リンク 母のみならず家族の描写は、負の部分をしっかりと見せていて、読んでいて辛くなります。 すれ違いやぶつかり、あるいは …

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北海道土産、定番から少しだけ外してみた。

実は私の故郷は北海道でして、 帰省すると、地味に困るのがお土産なんですよね。 友人や同僚に何か買ってこなくては、と思うのですが、 定番の「マルセイバターサンド」や「白い恋人」は何度も渡しているし、 最近では東京でも販売さ …

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「展覧会 岡本太郎」に行ってきました。

上野の東京都美術館で開かれている「展覧会 岡本太郎」に行ってきました。 前に大規模な岡本太郎展に行ったのは東日本大震災の直前だったので、10年以上ぶりです。 岡本太郎の作品といえば渋谷にて「明日の神話」が公開されているの …

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結局のところ、「ONE PIECE FILM RED」はどうだったのか?

大ヒット中の「FILM RED」、みなさんはもう観に行かれましたか? 私は既に二回、行きました。 一度目はネタバレを食らうのが嫌なので、公開初日! そして二回目はそれから二週間ほど空けてから。 さて、ワンピース考察系のY …

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大戸屋といえば、あれ

栄養バランス偏りがちな人にとって、強い味方となるのは定食屋。 特に駅前や商業施設に入っていることの多い大戸屋は自然と利用頻度が高くなります。 私は、大戸屋で定食を食べると、何となく野菜を食べるという義務を果たしたような気 …

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「Meet the ONE PIECE」に行ってきました!

今年で連載25周年の漫画「ONE PIECE」、私も大ファンでイベントがあれば、 可能な限り、足を運んでいます。 そういうわけで、今、渋谷で開催されている「Meet the ONE PIECE」に行ってきました。 場所は …

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我が家のささやかな感染対策

コロナウィルス第七波、夏休み中の子供たちも遠出がしづらい状況で気の毒ですね。 もう誰も正解なんて分からない状況で、翻弄されるだけの日々に少し気が滅入ります。 先日、私の友人ものどの痛みを感じ、病院に行ったところ念のための …

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