コロナ禍のステイホームが推奨された時期にiPadで描かれた絵本。
著者は「棒がいっぽん」「ドミトリーともきんす」で知られる高野文子さん。
一人の部屋で歌を口ずさむ様は、寂しさもおかしさも、
そして一人なのに温もりも感じさせます。
口ずさむことで再認識される体温のようなものでしょうか。

テーマとしてはメッセージ性が強く打ち出されそうなものですが、
絵のかわいらしさ、歌うという行為の楽しさ、絵本という形式、
色々な理由が合わさって、
すごく温かで美しくかわいい一冊になっていると感じました。
小さな出版社が手がける丁寧な絵本、
それ故にあまり書店では見かけないかもしれませんが、
興味のある方は是非手に取ってみてほしいです。

