• 四十代夫婦が綴る書評と雑記

書評「ふたりはともだち」 優れた教材とひしひし感じる。

ふたりはともだち (ミセスこどもの本) [ アーノルド・ローベル ] 先日、とある保養施設に行ったところ、 入館者向けの本棚に「ふたりはともだち」があって、懐かしくて手に取りました。 小学生の頃、国語の教科書にこの本に収 …

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書評「ペリカン通り」 サブカルの中のサブカルについて。

ペリカン通り (F×comics) [ やまだないと ] サブカルチャーというものについて考えると、 漫画自体がサブカルチャーである上に、 その漫画の中でもさらにサブカル的な潮流のようなものはありますよね。 例えば「ON …

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書評「生きのびるための事務」 自己啓発ではなく自伝として読む。

生きのびるための事務 [ 坂口恭平 ] 自己啓発的な内容ということで個人的には少し身構えていたのですが、 漫画ならではの読みやすさでスルスルとページが進みました。 ただ、では受け入れやすい、取り入れやすいかと言うと、ちょ …

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書評「真夜中乙女戦争」 青い世界観に重ねた年月を思う。

真夜中乙女戦争 (角川文庫) [ F ] これは随分と若々しい小説でした。 その若さを良い意味でだけ受け取るには、私はもう年齢を重ね過ぎているのでしょう。 永瀬廉の主演で映画化もされている本作、発売当時はよく書店で平積み …

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書評「マイク・ハマーへ伝言」 復讐のカーチェイスは捌け口のよう。

マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫) [ 矢作俊彦 ] 私の世代的に横浜といえば濱マイクと頭に浮かびます。 最も好きな俳優が永瀬正敏ということもあり、映画版もテレビドラマ版も大好きです。 当然、ハードボイルド小説の主人公マ …

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書評「ニュー日本文学史」 主戦場でこそ最も輝く。

ニュー日本文学史 [ 三宅 香帆 ] 私も文学部卒業ですので、文芸評論というもので身を立てることの難しさは、 人並み以上に知っているつもりです。 ましてや、子供を中心に世の中での読書離れが進む最近では猶更でしょう。 そん …

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書評「アトミック・ボックス」 絶妙な配合、質の高い冒険小説。

アトミック・ボックス (角川文庫) [ 池澤 夏樹 ] 一人の漁師の死から、国家を揺るがす逃走劇が始まる。 主人公は漁師の娘であり社会学者、続編にあたる「キトラ・ボックス」にも登場する宮本美汐。 逃走を描く冒険活劇として …

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書評「ヤンキー進化論」 ぼやけりゃシケる。

ヤンキー進化論 不良文化はなぜ強い (光文社新書) [ 難波功士 ] 私のような中年の方にとって、ヤンキー漫画ってすごく馴染みのあるものだと思います。 好きな作品でいうと「クローズ」「WORST」「ろくでなしBLUES」 …

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書評「改良」 美しさについての純文学。

改良 (河出文庫) [ 遠野 遥 ] 男性が女装を好むということと、同性が恋愛対象であるということはイコールではない。 このことは知られてきているとは思うが、同一視されてしまうことも多いのではないでしょうか。 かくいう私 …

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書評「海の向こうで戦争が始まる」 刺々しく結実する才能。

海の向こうで戦争が始まる (講談社文庫) [ 村上 龍 ] 鮮烈なデビューを飾った村上龍の二作目。1977年刊行なので、もう49年も前の作品。 この世界情勢の中では特別な響きを持つ作品名、この衝撃的な言葉選びも村上龍の才 …

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書評「雪の華」 芥川賞作家の青春サスペンス小説。

雪の華 (ハルキ文庫) [ 伊藤たかみ ] 「八月の路上に捨てる」で芥川賞を受賞するより前の作品。 私は伊藤たかみさんの愛読者で、大好きな作品が幾つもあります。 その作品のジャンルはかなり幅広く、純文学の作家とは認識して …

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書評「楽園の楽園」 寓意を好むかどうか。

楽園の楽園 (単行本) [ 伊坂幸太郎 ] ヒットメーカー伊坂幸太郎、当然、有名作品がたくさんありますが、 かなり趣の異なる作品を書くイメージがあります。 多分、著作の中でも、人気のある作品の傾向はあるのではないでしょう …

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